熊本市 DELTA WORKS のメンバーがお届けするCMS制作日記と日常の変なこと
30 6月
初めて会ったディレクターは女性の人だった。テレビ局のロビーで、ソファーに腰掛け、話を始めた。
「あ、どうも。初めまして浅川と申します。」
「どうも、ディレクターの五反田です。」
「あの、今回、自主制作テープの宣伝をしていただけるという事で来たんですけど。実は、そのコーナーの進行表を書いてきました。」
「え、進行表ですか?」
「はあ、Qシートです。これなんですけど、ちょっと見ていただけますか?」
「はい・・・・。」
相当に面食らっている。当然だろう。単なる情報コーナーの出演者との打ち合わせのつもりで来たにも関わらず、相手が番組進行表と企画書を持ってきている。あり得ない・・・。進行表と企画書を一瞥した彼女は続けていった。
「あの、ちょっと待ってもらえます?制作責任者呼んできますので・・・。」
彼女は、いそいそと書類をまとめロビーの奥に消えていった。ほどなくして、細めの男性を連れて戻ってきた。たたずまいはカジュアルだが、眼光がす るどい。どうやら、その番組のプロデューサーらしい。かれは、軽く挨拶するとディレクターから渡されたQシートに目を落とし読み始めた。
しばらく、間があき、彼が口を開いた。
「ふっ、面白いじゃない。やってみれば?」
「あ、ありがとうございます。」
それが制作会社のトップの竹崎さんとの出会いとなった。
私は、その番組の一つのコーナを潰して、持ち込んだ進行表に沿った宣伝をする事になった。
つづく
30 6月
今、「フリーランスの作り方」というのを書き出して、「こりゃ、自分史じゃん」と思いつつも、「ま、結構ネタもあるし、面白くはなるかな?」って考えてるんですよ。
でまあ、表題のオンって事だけど。
このシリーズの中で一貫して云えるのは、心のスイッチを入れたから起こる様々なことなのね。
正直、大学生の頃までは、オフだった。自分から何かをしようと思ったことはあっても、それは自分の想像力の範囲内での事であり、出来ればリスクを負うこと無く生きていたいと思ってたわけ。
それが、失恋(僕はこの事件をイメージダメージと呼んでいる)によって、それまでの価値観が壊れて、新たな価値観を創造するしかなくなったのね。
そこで、心のスイッチをオンにした。
考えて動くのではなく、動いてから考える方法に変えたんだね。とにもかくにも、まず動く!そうすると世界が変わるんだよね。
出来ないと思っていたことが出来たりする。第一、音楽なんてのも殆どそれまではやっていなかったし、どちらかというと苦手な分野。通知表はいつも2だった。
でも、好きだったのよ。だからやってみようと思った。楽器もろくに弾けないし、歌も下手だし、楽譜も読めない。デモやって見ようと思った。
そして、物語は始っていくのよ。
面白いぜ。
これを読んでいる諸君。動けよ!やれよ!自分から始めろよ!きっと面白い世界が広がるよ!!
29 6月
まず、その当時インディーズという言葉も無かった時代で、メジャーな販路を持たない音楽は自主制作と呼ばれていた。そこで、まずは取り扱ってくれる販売店 に声をかけ、店頭で売ってもらうことにした。熊本ではウッドストック、マツレコなど東京ではFujiyama等、これらに直接持ち込み、店頭においてもら う。
それと同時に、各、音楽媒体にテープを送り、紹介してもらった。記憶にあるのは、「ロッキン・オン」「フールズメイト」等の音楽誌「ペリカン・クラブ」その他情報誌にもバシバシ送った。その甲斐あって結局1000本近くが完売。
そうやって遊んでいたある日ウッドストックのケンさんからこういわれた。
「浅川君、きみ面白いね。いまさ、『とんでもナイト』っていう深夜番組のスポンサーやってるので、それで宣伝してやるよ。一度番組に出てよ。」
「あ、いいすね。出ますよ。」
即答した。
即答したものの、ただ出演するだけじゃ面白くない。何かインパクトのある宣伝方法はないかと考えた。
「んーーーーそうだ。自分でQシート書いていこう!」
Qシートとは、番組内の進行台本である。私は小学校から一貫して大学まで放送部に所属していた。その為進行用の台本書くことも慣れていた。
そして当日。わざとスーツを着込んでフォークギターをぶら下げ、右手に進行台本、左手にカセットテープを握り締め、担当ディレクターに会うことにした。
つづく
28 6月
音楽始めた頃の話書いていて思い出したが、刑務所の中から一度だけ手紙をもらった事がある。その手紙にはこう書いてあった。
「あさかわさん。ベースギターと、ギターと、シンセと、ビデオデッキと、カメラとか盗んだのはぼくです。いまは刑務所で罪をつぐなっています。刑務所を出たら、必ずお金を持ってあやまりにいきたいとおもいます。」
という内容だった。
あれ?そういえばヘッドレスタイプのベースギター見当たらないな・・・アリアプロ?のB.Cリッチモデルのギターも無いな....ぎゃああああ あ。あいつに盗まれたんだ。人に貸したんじゃなかったんだ。そういえば、先日あった時、あいつ、なぜか玄関から入ってこなくて、塀をよじ上ってたんだよ な・・・・そうか。あいつが持っていったんだ!!
気づくのが遅すぎである。今は既に汚れてしまい、そんな事も無いが、昔はあまり他人を疑う事がなかった。だから、まさか友達に盗まれていたとは思わなかったのだ。
その友人は、僕が音楽をやっていると聞いて訪ねてきた近くにすむ今で云うイケメンで、バンドがやりたいと相談を受けていた。たまに、曲を作ってやって彼のバンドで演奏する事もあった。
そいつが窃盗犯だったのだ。盗んだ楽器は質屋に持っていきお金に換えていた。何のためか?
ドラッグである。薬で人生を狂わされたのだ。
それ以来、彼からの連絡は無い。勿論、お金も返してもらっていない。まだ生きているといいなぁ。
28 6月
その理由とは。失恋なのである。
失恋から新しい仕事を始めるというのも変な話だが、実際に世の中どう転ぶかわからないのが面白いところだ。
失恋によってグデグデになった私は、寝込んでいた。体が云う事をきかない。起き上がれない。こ、これでは廃人ではないかと思っていたところで友人が一言助言をくれた。
「あのな、こーゆー時は歌を作るといいんだぜ。」
「なんで?」
「多分な、こんな時は詩が出来るのだ。人間苦しい時に限って才能がない人にも歌が生まれてくるんだよ。」
そこで、何かしていないと死んでしまうと思っていた私は、歌を作り始めたのだ。それまで、ギターを少しばかり弾けただけだったが、音楽は元々好きだった。高校生のときにはフォークソングを少しだけ作った。
だから、音楽を作る事自体は初めてではなかった。
しかし、単に作るだけでは面白くない。そこで私は自主制作でカセットを作る事を思いついた。題名は「Brain Weather Project」として、プロジェクト名も同じにした。直訳すると・・・脳・天気・プロジェクト・・・。馬鹿だ。
友人たちから使っていないシンセサイザーやミキサー卓を借りてきてギターやリズムマシンを購入した。弾いた事のないキーボードは練習しながらカセットテープのオーバーダビングを繰り返し、最初の曲が出来たのが半年後。
そこから8曲すべて作り終えるのに1年かかった。さてカセットを作ったら次は販売だ。いくつかのアイディアがあったので、それを実行に移す事にした。
つづく
28 6月
えと、シリーズ物を書きます。これは私の仕事遍歴です。
実家のカメラ店を継ぐために、なーんにも考えず写真学科のある大学に進んだ私は、在学中から色んなバイトを始めた。ぬいぐるみショー、運送会社、販売員、喫茶店、食堂などである。
さて、色んな仕事を経て自分なりに向き不向きを確認した後で、実家のカメラ店に戻ってきた。ところがである。どうも居心地がよろしくない。実家の仕事というのは結局、親との対峙である。
成人してまでも親と一日中向かい合って仕事するのは骨が折れる。普段仲が悪い訳でもないが、仕事の事になれば必ずぶつかる。これが他人だと、資料を作ってプレゼンして、説得するという方法論で突破口も作れるが、いかんせん、相手は親だ。
言うことを聞くはずがない。
「いやだから!、このままカメラ店という営業形態を継続させるのは難しいって言ってるだろ」
「なに言ってるのよ!ひとつの町に1店舗位は必ず残れるわよ!」
大体、口論となるのは母親だ。
元教師である母は、やはり物言いが高圧的である。それはいうなれば、親という権威を守らねばならないという発想から生まれる昔ながらの考えだ。
そんな中、ある事をきっかけとして副業が始まる。そのきっかけは仕事とまったく関係ないところから生まれた。そのきっかけとは・・・。
つづく
26 6月
車を運転していると携帯が鳴った。イヤレシーバーを慌ててつけて電話に出た。
「浅川さん」
「お久しぶり。どうしたの?」
「えとね。つまんない質問だけど。インターネットのホームページ見ようとしたら警告が出て見れないんだよね。」
「どんなウェブなの?」
「エロサイト」
「そっちの環境は?」
「ええとWindows98SEで、Flashのサイト見ようとすると、DLLがなんとかって警告出るのね。」
「ああ、98かぁ・・ちょっと厳しいよね。多分、OSとの整合性か、OS自体に問題がある可能性も高いかな?せめてWindows2000ならね。」
「そっか、やっぱりこのPC買い替えかな・・?」
「そうだね。考えたほうがいいよ。」
電話が切れた。
彼との付き合いもずいぶん長い。彼が熊本大学の哲学科に通っていていた頃からだから・・・うーん兎に角長い。
卒業後、鬱的な症状が現れしばらくは入退院を繰り返していたが、現在はそれなりのレベルで安定している・・・。
ゲイの世界は色々専門用語があって彼らの言う発展場という場所で、性交相手を求めて集まるそうで、熊本市内にもそんな場所があるらしい。まあ、それほど興味は無いので、あまり突っ込んだ話は聞いたこと無いが、話を聞けば面白いだろうな。
調子のいいときの彼は、結構イケメン(「イケメン」という言葉自体もゲイ用語であるのよ)で、理知的な話方をするが、調子の悪いときの彼は薬でレロレロである。多分、これからも彼との付き合いは続くと思うが、肉体関係は無い。
しかし、ゲイの彼が見たがっていたエロサイトには多少興味もあるが・・見る勇気は無い。
参考サイト:発展場
http://
20 6月
先日、別の力を持った人とお会いする事があり、その方に例の気功師さんの話をしたら以下のように言われましたね。
「ああ、その方まず入り口に来たんですね。しばらくは自分との戦いになるでしょうね。多分、ボロボロになって、強烈な孤独感と戦って復活しないと 駄目かもしれません。ま、でも、そこからまた次のステップが始まって、20個位は山が待ってますので、大変ですよ。あははははは」
昨夜、またその気功師さんから電話があった。
「昨日もキリストが現れましてお告げを聞いていたんですが、やはり、浅川さんの事務所とご自宅をもう一度浄化してくれということで、ぜひお伺いしたのですが」
「ありがとうございます。キリストさま直々のお話でしたら是非ご希望に沿いたいと思うのですが、現在仕事が詰まっていて動けないんですよ」
キリストからのお告げを無視しようなんて、実に罰当たりなことだが、現実の世界もちゃんとこなさないといけないので、この場合は致し方ない。
19 6月
ここの所いろんな相談事をよく受ける。
具体的な仕事の相談から、漠然とした将来への不安まで多種多様だ。元々アウトサイダーな自分であり、それらに関して的確な受け答えが出来ているとは思わないが、多分、彼らは一般的な常識に囚われた答えは期待していないのだろう。
結局のところ、他人の意見というのはその世間的スタンスや人生におけるスタンスが明確でユニークであるほうが、分かりやすい。
あの人は、こんな人だからこう答えるだろうという予測が立てやすい。物事を論理的に考える場合は、観測者のスタンスが明確でないと分かりにくくなる。
ある意味、そのスタンスが極端であればあるほど、視点も明確となり、一言として参考になるのかも知れない。
いうなれば、客観性よりも主観的な意見の方が、参考となる場合が存在するのだ。
まあ、全ての問題が理論的に解決できるのであれば、こーゆー事も無いのだろうが、そうはいかないのが人の世であり。また、世界であるのかもしれないね。
15 6月
昨夜も気功師さんから電話があった。
「浅川さん。お忙しいときにすみませんが、ちょっとインターネットで調べていただきたいことがあるんですよ。」
「はい、なんですか?」
「実は、宇宙人型の邪気の攻撃を受けていまして、昨日から大変なんですよ、それで、ネットでこういった奴らを退治する方法がないか分からないでしょうか?」
「宇宙人型ですか?」
「そうです。宇宙人型の邪気は、アメーバみたいなやつでして、人間の関節を中心にとりつくと、体内に侵入して体力を奪うんです。悪魔系の邪気は祓う方法が分かったので家の中には入って来れないんですが、宇宙人型は平気でやってくるんですよ。」
「そりゃあ、また、大変ですね。」
「その、お陰で、折角電気メーターから浄化の光を送ることに成功したのに、波動を変えられてしまって、蛍光灯からも悪い波動が出るので、部屋に居ること事自体苦しい状態です。」
「わかりました。調べてご連絡いたします。」
大学での講義が終わった後、学生と一緒に調べてみたが、さすがに、宇宙人の撃退法はネットにも載っていない。
唯一、2chに「保険の勧誘をすると逃げる」という現実的対処法があったが、それ以外で何か知っている人が居れば、コメントで教えてください。
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