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デジタルデーターは永遠ではない?

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以前からデータリカバリーの仕事もしているのだが、消えてしまったデジタルデータをハードディスク(HD)から復旧していて思うことがよくある。それは「デジタル化された情報は脆い」ということだ。

例えば、何年もかけて書いた論文であれ、ボタン一発で全て消えてしまう。それがデジタルデータというものだ。

今回、友人から頼まれ、通常のフォーマットのHDをRAIDシステムのデバイスに繋いでしまい、吹っ飛んだデーターをサルベージしている。ちょっと厳しい。半分くらいはディレクトリー情報が解析できたので、復旧可能だが、後の半分はインデックス情報がダメージを受けていて、正常な状態での復旧は難しい。復活させても中身が壊れている。その壊れているディレクトリーにこれまで撮り貯めた家族写真が入っているのだ。

現状では、これら写真を元に戻すのは理論的にも難しい。

HDの中にはデーターがランダムに存在しており、その所在は目次の様な情報で管理されている、その情報(ディレクトリー情報)が壊れてしまうとどこに何のデーターがあるのか分からなくなり、HDの中の磁気情報は、単なるゴミとなってしまうのだ。

これまでの写真の場合、沢山の写真を一度に燃やすという事は難しいが、デジタルデータなら一瞬で全てを灰に出来る。しかも、復旧には時間と手間が掛かるし、全く不可能である場合も存在する。

もちろん、写真のデータだけではない。それこそ長年苦労して作成した情報を一瞬にして無くすことがあるのだ。私は「情報=お金」だとも思っているが、それを一瞬にして無くすことの重要性をまだまだわかっていない人も多い。それが起こってしまってから頭を抱えるのだ。

特に今回の場合、極端な言い方をすれば、仕事上の情報を無くすよりもさらに始末が悪いと言えるだろう。仕事でヘマをしてそのクライアントに損害を与えたとしても、それは自己責任において、自分で責任をとる方法がいくつかある。しかし、家族写真だとそうはいかない。クライアントから信用を無くすのは自己責任だが、家族から信用を無くすのは取り返しがつかない。(もちろん、だからといって仕事のデータが重要ではないと言っているのではない)

修復しているこちらも本人より、その家族のために頑張らなければと思ってしまう。

さて、もう少し分析を続けてみるか・・・正しい情報が見つかってくれよーー!

 

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