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フリーランスの作り方009

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そのアイディアとはデーターリカバリーだ。

印刷会社のメンテナンスでよく頼まれることがある。

「このMO読めなくなったんだけど何とかならないかな?」

何とかしてみましょう。てな具合で色々試していたら、通常のソフトでは不可能だった消えたデーターの復旧が出来るようになった。

そこで、ためしにウェブ上にホームページを作ってみた。

「あなたのパソコンの消失したデータを復旧します」

たった、数ページのウェブに過ぎなかったが徐々に全国からデータ修復の仕事が来るようになった。正直これは儲かった。基本的にサービスだから元手が殆ど不要。例えば1台のHDを修復すると数十万の料金なった。

実は当時のデータ修復というのは数百万というのが相場でありそれを論理障害に限定することで10分の1位の値段にしたのだ。

これを本格的に事業化すれば大儲けできることは目に見えていた。しかし、今は頼まれない限りやる事は無い。ある時期から辞めたのだ。

それはなぜかというと、こんなことがあった。

東京のある会社から、壊れたHDが届いた。クライアントはとにかくいくら掛かってもいいから修復してくれとのこと。ま、料金表以上の金額は取るつもりが無い。

結構重度の障害だったために1週間掛かったが何とか成功した。成功の電話をかけると、電話口の奥から歓声が上がった!

「やったああああああ」

喜び方が尋常ではない。修復後データーの状況を確認するためにランダムにデーターを確認していて驚いた。あるメーカーの非常に有名な商品の発売前のキャドデーターが含まれていたのだ。

もし、このデーターが社外に流失すれば大変なことになる。そんな重要なデータだったのだ。怖くなった。ヤバイ。この仕事、私のように遊びの延長でやるべき仕事ではない。そう感じたのだ。

そこで、その仕事からは手を引き、その当時仕事を探していた友人にその仕事を振った。その友人の会社は今や年商数億円を稼ぎ出す優良企業だ。

いやあ、いくら技術があってもレスキュー業務はストレスがでかくて厳しい仕事だ。他の仕事が出来なくなる。それって向いてないのよね。

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