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フリーランスの作り方008

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それまでNECのPC98を仕事では使っていた。音楽製作にはMSXだった。しかし、コンピューターそのものに対してのめり込んだのはこのMacintoshを買ってからである。

とにかくGUIの仕組みが面白い。OS自体でこれほど遊べるコンピューターは知らなかった。その前に、音楽用にATARIのコンピューターを購入 していたが、そいつのCPUが同じPowerPCだったため、GUIは初めてではなかった。しかし、マックの場合はその自由度および先進性がずば抜けてい た。

寝る間を惜しんでマックと戯れているうち、印刷会社や病院からマックのメンテナンスを頼まれることになった。マック自体が少ない状況で、それをメ ンテナンスできる人物が田舎には殆ど居なかったので出来たことだ。そこで、マックのメンテナンスを写真屋の一部門として立ち上げた。

メンテナンスを始めたきっかけもスイッチオンの結果だ。写真屋に写真を頼みに来る人が居る。その受付の名前を見てマックを使っていそうな企業名が書いてあるとこちらからたずねてみる。

現在もメンテナンスの仕事が続いている病院の先生が来たときの会話。

「あ、病院の院長先生ですね。先生の所でマックとかお使いになってませんか?」
「お、今のシステムはマックで作ってるけどさ、おれ、全然わかんないんだよな。」
「そうですか?私マックのことなら結構詳しいんですよ。もし困ったことがあれば連絡ください。」
「そうか、イヤ実はうちの病院にも詳しい奴が居なくて、困ってるんだよね。今度見に来てよ。」

こうなればしめたものだ。まず、相手の状況を聞いて現場居に出向く。問題点を確定して、まずは無料で、それを解決する。この時点では、相手の信頼を受けられるようにするわけだ。

元々それが本業ではないために可能なやり方だ。

そのうち、少しずつ料金を相談していく。ある程度信頼関係が出来れば、正規の料金も請求可能になっていく。熊本という土地柄で、形の無いものにお金を払う事に抵抗があるのは重々承知しているから、このやり方を執った。兎に角、時間が必要だ。

一度信頼を得ると、そこから口コミで仕事が広がっていく。

「今度、○○先生のところにも行ってくれよ。あそこも詳しい奴が居なくて困ってるらしいんだ。」

メンテナンスの場合、あまり数を増やすと対応が不可能になる。ここは、きっかけだけ作って、後は状況にあわせて仕事を組み立てることにする。あくまでも基本は写真屋なのだ。

そうやって幾つかのクライアントがつき、メンテナンス業も軌道に乗り始めたときまた、あるアイディアが浮かんだ。

つづく

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