刑務所からの手紙

音楽始めた頃の話書いていて思い出したが、刑務所の中から一度だけ手紙をもらった事がある。その手紙にはこう書いてあった。

「あさかわさん。ベースギターと、ギターと、シンセと、ビデオデッキと、カメラとか盗んだのはぼくです。いまは刑務所で罪をつぐなっています。刑務所を出たら、必ずお金を持ってあやまりにいきたいとおもいます。」

という内容だった。

あれ?そういえばヘッドレスタイプのベースギター見当たらないな・・・アリアプロ?のB.Cリッチモデルのギターも無いな....ぎゃああああ あ。あいつに盗まれたんだ。人に貸したんじゃなかったんだ。そういえば、先日あった時、あいつ、なぜか玄関から入ってこなくて、塀をよじ上ってたんだよ な・・・・そうか。あいつが持っていったんだ!!

気づくのが遅すぎである。今は既に汚れてしまい、そんな事も無いが、昔はあまり他人を疑う事がなかった。だから、まさか友達に盗まれていたとは思わなかったのだ。

その友人は、僕が音楽をやっていると聞いて訪ねてきた近くにすむ今で云うイケメンで、バンドがやりたいと相談を受けていた。たまに、曲を作ってやって彼のバンドで演奏する事もあった。

そいつが窃盗犯だったのだ。盗んだ楽器は質屋に持っていきお金に換えていた。何のためか?

ドラッグである。薬で人生を狂わされたのだ。

それ以来、彼からの連絡は無い。勿論、お金も返してもらっていない。まだ生きているといいなぁ。


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