気功師さん外伝02
事務所の板張りに胡坐をかいて座り、教授が始まった。
「さて、光を降ろす方法をお教えしますので、僕のように手を合わせてください。ゆっくり息を整えて、神に祈ってください。『自分の中の不浄のもの を神の力によって浄化してください』と言ってください。そのあとは、『光に闇は勝てない』という台詞を繰り返し、精神を集中してください。」
「解りました。」
「それでは始めましょう。」
(うーん。おれ、こーゆーの苦手なんだよな。集中力ないし・・・。お、祈ってる祈ってる。おれもやんなきゃいけないのかな?ま、何でも体験だ。 やってみよー。光に闇は勝てない!光に闇は勝てない!光に闇は勝てない!光に闇は勝てない!あああ、4回くらい言うのが限界だな・・・。同じ言葉じゃ飽き ちゃう。光に闇は勝てない!光に闇は勝てない!光に闇は勝てない!光に闇は勝てない!5回言ってみたらどうなかな?ま、あんまりかわんねーな。)
「そう、いい感じです。」
(あちゃー、まだ終んないよな・・・闇は光に勝てない!・・・・があああ、間違った!!逆に念じちゃったよ。やっぱ、雑念があるとまずいよな。)
「ああ、まだ肩の辺りに居ますね」
(あー、肩凝ってるしね。最近、色々あるからなー。光に闇は勝てない!光に闇は勝てない!でも、光ってなんだ?闇ってなんだ?それぞれが存在するからバランスとれるんじゃねえのかな?)
「私も手伝いましょう」
そういうと立ち上がってまた浄化し始めた。
(あ、やべぇ、心の中で唱えなきゃ。光に闇は勝てない!光に闇は勝てない!光に闇は勝てない!光はやみくもでは勝てない・・・そよーね。やみくも に正義をかざしても誰もついてこないよね。!光はやみくもでは勝てない!光はやみくもでは勝てない!光はやみくもでは勝てない!光はやみくもでは勝てな い!)
「おなかのところの邪気は消えましたよ。その調子です。」
(光はやみくもには勝てない!光はやみくもには勝てない!光はやみくもには勝てない!光はやみくもには勝てない!。ふう、やっぱ飽きるな。光は病み上がりには勝てない・・・・あまり面白くないな。大田ひかりはヤムヤムヤム・・・・うーん、駄洒落にもならん。)
「まだもう少し、残っていますが、随分きれいになりましたよ」
「そうですか?いやあ、初めてのことで難しいです。」
「大丈夫ですよ。素質はありますので、是非、続けてください。」
(だから、おれだめなんだよ。こーゆーの、なんかさ、空気読んでほしいよな・・・。光に闇は勝てない!光に闇は勝てない!・・あ、だめだ。尻が痒い。」
こうして、祈りは続くのであった。
If you enjoyed this post, please consider to leave a comment or subscribe to the feed and get future articles delivered to your feed reader.






Comments
コメントはまだありません。
コメントをどうぞ