ラスタファリアンKEITAその3

先のカルカッタでのライブは、東京から越してきて1年ほどたった時だった。

「はじめましてKEITAさん」
「あ、どうも」
「あのわたくし、音楽などの仕事もしているんですが、なかなか今日のライブ良かったです。それで、音響などの機材も持っていますので、必要があればPAのお手伝いなどしますよ。」

といった会話からKEITAとの付き合いが始った。

それからというもの、熊本各所で行われるライブの時には必ずPAやレコーディングのお手伝いをする事となった。

小さな漁村の一角にある彼の家には、電化製品がほとんどない。テレビですら最近までなかった。ご飯は土間にある釜で炊く。料理は地元で獲れた魚中心で基本的には菜食である。庭には家庭菜園があり野菜を作っている。

時間が出来ると彼の家を訪ねては、テクノロジー・ストレスを治療するような事が度々あった。何もないのである。何もない家で一日中何もしないのである。たまに、KEITAの太鼓を借りて海辺に出て波の流れを見ながら太鼓を叩く。実に、贅沢な時間だ。

彼の生き方を自分は真似できない。また、するべきではない。彼はジャー(ラスタの神)から選ばれた人物なのだ。自分とはまったく違う価値観と時間軸で生きる彼であるからこそ、私は彼を尊敬できると言える。

ただ、その本質的な部分で、やはり繋がっているのだろう。彼とは今後も友人であり続けると思う。

PS.KEITAのCDを視聴出来るサイト見つけました。

http://www.awa-muse.com/music/healing.html

視聴にはリアルプレヤーが必要です。ちなみに、このCDのブックレットの写真の半分くらいは私が担当しています。


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